# GPSとデジカメとMac
# GPS Logger + Caplio R5 + MacBook(MacOSX)でGPS連動写真を楽しむ
ツーリングや遊びにいったときに写真と地図が連動すると楽しいですよね。
Garmin(も持ってますが)などポータブルナビもいいんですが、電池の持ちの関係もあります。
そんな時、GoogeEarthと連動した旅行記をみてGPS Loggerの存在を知りました。
それならということでデジカメのExif情報とも連動させるプログラムをつくってみました。
# ポイント
Windowsならそういうことができるソフトも付いてますし、 MacOSX用にもJetPhoto Studioなどもあります。 でも細かいKMLの表記なども気になるし、一括でバッチ処理したかった事もあるし、で勉強も兼ねて作ってみました。
ポイントは↓なところ。
- Exifの撮影時間とGPS Loggerの計測時間をマッチング- ExifにGPS情報(緯度経度高度)と算出した住所文字列をExifコメントに追記して写真だけ見ても場所がわかるように。
- 移動量が閾値を超えると経路トラックを分割して後の修正があっても楽に
- コマンド1発でKMZファイルまで作る。
- perlとshellスクリプトで実装し、実はOSに依存しない?!
# GPS Logger : WBT-201
GPS Logger : WBT-201です。右が本体、左がシガーソケット用のアダプタです。 SDカードは大きさの比較サンプルです。USB端子から充電します。
北海道旭川のGPSDGPS (opens new window)で購入しました。
※ちなみにオープン記念とかで頭頂部にGPSを収納できるキャップがもらえるんですが、これはちょっと・・・
# BluetoothでMacBookと接続(はしちゃいけません)
WBT-201はBluetoothが付いていますが日本の技術認証を受けていないので電波法に抵触するそうです。
BootCampなどでWindowsをいれたあとUSB接続にしてください・・・ (゜Д゜=)ノ⌒゜
ちなみにGPSLoggerのBluetooth接続の際にBluetooth設定アシスタントで(パスキーオプション…)を画面の用にパスキー使わない設定にすると、アメリカに行った時も幸せになれるかと思います。
# HoudahGPSでログ取り込み
MacOSXを使ってる場合にはHoudahGPS (opens new window)というソフトでログが取得できます。
Win用のTimeMachineXでは細かい設定ができるそうです。 (私はMacしか持ってませんので初期状態のまま使ってます。)
KMLでも書き出せるのでそのままGoogleEarthでみれます。
# 一括変換!
こんな感じで、
/20051005 ## などのディレクトリを作り
/gpx ## 以下にgpxファイル(複数でもOK)、
/pict ## 以下にイメージファイル(Caplio R5で撮影したもの)。
フォルダを置いておきます。
で、自作のスクリプトで20071005を指定して実行!
./make_kml.sh 20071005
すると、ディレクトリはこんなようになります。
/pictaddr以下にできた画像にはExif情報に緯度経度と住所が追記されています。
- /track.kml が生成されたKMLファイル。
- /track.kmz が生成されたKMZファイル(track.kml + pictaddr をzip したもの)。
[ユーザのコメント]に住所文字列、GPSのプロパティに位置情報が埋め込まれてます。
# GoogleEarthで確認
KMZファイルをGoogleEarthで開きます。
# 全体図
名称に住所文字列が入っているのがわかりますか?
# まとめ
- 写真のサイズですが、リサンプルしないとKMZが重くなりますね。MacOSXにはsipsという便利なコマンドがあるんですがリサンプルするとうまくExif情報が扱えません。コメントも文字化けしてしまいました。
- もう少しツールを一般化したら、スクリプトを公開したいな。と。
# GPS設定をしてみる [2007/11追記]
購入時のままだとノイズが多くてツールでフィルタリングを試したりしましたが、なかなかうまくいきませんでした。
時期よくMacOSX10.5にアップグレードして、WinXP(OEM版)もインストールしたのでTimeMachineXも使えるようになりました。
ほとんどソフトの初期設定のままですが↓のように設定しました。
# 進行方向
# 速度
# 時間
# 距離
# 混合方式
設定後バイクで都内を走ってみましたが非常に精度がいいです。
GoogleEarthにて、データの加工はしてません。
徒歩でのスピードではまだ試していませんが、変換ツールの方のフィルタ部分を気にしなくていいのでだいぶ楽になりました。