# ログハウスと周辺環境

# ログハウスの特性

# 耐久性

何百年も経たログの建築物が、立派に建ち続けている事からも分かるように、ログハウスは他の家に比べて比較にならない程の耐久性を有している。少なくとも百年、保存の仕方によっては数百年は持つと言われている。建て売りの木造住宅なら30年くらいの耐久性であるがログハウスはその数倍長もちするのです。

# 断熱性

ログ自体が非常に断熱性の高い素材であり、コンクリートの12倍の断熱性を持っています。そのログで約30cm程の壁を作る訳ですから冬暖かく、夏涼しい快適な家な訳です。

# 構造的な強さ

ログハウスは構造的には非常に強い。コーナー部分をノッチで完全にインターロッキングし上下のログはグルーブのエッジで下のログに食い込む。しかも一本300〜500kgという重量のログが何段も上に乗っている訳である。

# 不燃性

意外に思われるかも知れませんが、ログは不燃性に優れています。表面だけ燃えるが中までは燃えないのです。表面が燃えて炭化膜を形成してしまい、そこで燃えはストップしてしまい、ちょっと表面が黒く焼けるだけで終わってしまうのです。

# 湿度調整作業

木は呼吸すると言われています。湿っているといは湿気を吸い、乾いている時は吐き出し、家の中の湿度を一定に保とうとするのです。

# 樹木の種類

# 北米材

# ダグラスファー(ベイマツ)

北米に広く分布し、輸入量も多く比較的手に入りやすい。材質も堅く強度があり構造材として優れている。欠点は樹皮が非常に厚いためピーリングに苦労する。チェーンソーワークがややしにくく時間がかかる。

# スプルース(ベイトウヒ)

カナダではログハウスの材料として最も多く使用される。樹皮は薄くピーリングは容易である。材質は柔らかくチェーンソーワークは容易。断熱性にも優れる。ダグラスファーよりは強度的に劣り価格的には若干高い。

# ウエスタンレッドシーダー(ベイスギ)

ログハウス用としては最高級の材。日本では手に入りづらい、価格的にもかなり高額、現実的には非常に難しいが色調、木目の美しさ、暖かさなど独特の魅力がある。材質は軽く、断熱性に優れ、加工もしやすく、耐久性に優れている。

# 北洋材

# 北洋カラマツ(シベリアカラマツ)

日本に多く輸入され比較的手に入りやすい、価格も安い。非常に堅く、材質は強い。従って加工はしづらく重い。樹脂分が多く、耐水性が強い。ピーリングは非常にしやすい。8m程度の長さしかない。

# 国内材

# カラマツ

安価で手に入りやすく、日本のログキャビンはほとんどこれを用いている。樹皮は比較的薄くピーリングしやすいが、細かいとげを含んでいるので注意が必要。成長が早くテーパーが大きいため、6m程度までを使用する。若い木が多く狂いやすくねじれやすい。ログハウス用としては欠点が多いが、安い事もあり、小さい家、小屋などに使用する分に使える。

# スギ

国内材として最も適してはいるが、ダグラスファーと比較すると、テーパーが大きく長い場合には問題がある。加工はしやすい。

# ログハウス周辺の環境

周辺スポット主に白河周辺のスポットを紹介します。

# 白河

奥州三古関の一つとして全国的にも名高い白河の関を擁する白河市は、陸奥の玄関口として交通の要衝となり千数百年の歴史があります。その間、松尾芭蕉などの文人墨客が訪れて歌を詠んでいます。

# 白河の関

5世紀ごろに蝦夷の南下を防ぐ砦として設けられたのが起原。隣接する白河関の森公園は、関の再現やふるさとの家などを通じて歴史や郷土文化を体験できます。

# 南湖公園

那須連山を背景にした回遊式庭園、アカマツや桜の木立が美しい白河のオアシス。付近には歴史資料館や花の公園もある。

# 小峰城跡

近年三重櫓を復元した、城内には白河集古苑やバラ園もある。

# 白河ラーメン

市内には100件あまりの店がひしめく、その中でも評判の高いのは、とら食堂、英(はなぶさ)、秀佳亭、いまの家、朝日屋だ。味は基本的なしょうゆ味。

# 福島県のスキー場

※行ったことのあるスキー場

  • あづまスキー場(福島市)
  • 二本松塩沢スキー場(二本松市)
  • あだたら高原スキー場(二本松市)
  • 箕輪スキー場※ 広くはないが細長い。北にあるため雪質はよい。(猪苗代町)
  • リステルスキーファンタジア(猪苗代町)
  • 猪苗代リゾートスキー場(猪苗代町)
  • 猪苗代スキー場※ ミネロ側は設備よし、反対側にも渡れるが連絡イマイチ。(猪苗代町)
  • 沼尻スキー場※ 雪質は良かったが近くに温泉街があるためか混んでいた。リフト供給能力低し。母成(ぼなり)の有料道路からいける。(猪苗代町)
  • 横向温泉スキー場(猪苗代町)
  • 磐梯国際スキー場(猪苗代町)
  • アルツ磐梯スキー場※ 設備は新しく輸送力高し、最後が緩斜面で進まない。(磐梯町)
  • 裏磐梯猫魔スキー場※ 設備がちと古かった。(北塩原村)
  • グランデコスキーリゾート(北塩原村)
  • 裏磐梯スキー場(北塩原村)
  • 会津高原台鞍山スキー場(田島町)
  • 羽鳥湖スキー場※ 行くまでが急な坂道、風が強い、寒いが雪質よし。(天栄村)
  • 天栄スキー場※ ロコスキー場、緩斜面と超急斜面のみ、リフト1本、安い。(天栄村)
  • 会津高原高畑スキー場(伊南村)
  • 会津高原たかつえスキー場(舘岩村)
  • 会津高原南郷スキー場(南郷村)

# 使用工具

こんな道具を使います。

# 名前 用途
ピーピー(木回し) 丸太の向きを変えたり転がしたりするのに使用
曲面カンナ 曲面を滑らかに削れる。ノッチのスカーフ部の仕上げに使用
ドリル 通しボルトやダボあけなど加工には欠かせない
アックス(斧) チェーンソーのなかった頃の主役、現在もグルーブの仕上に使用
サンダー 電動のヤスリ、ログワークの仕上げに多用する
レベル 水平や垂直を測る道具
手袋 保安装備の基本
防塵用眼鏡 サンダーやチェーンソーの切りくずから目を守る
イヤーマフ チェーンソーなどからの騒音を防ぐ
10 ログドック ログが動かないようにするコの字の金物
11 コンビ缶 チェーンソーはオイルとガソリンの分割給油なので2液セット
12 チェーンソー 刃の付いたチェーンを高速回転させて使用。主役
13 かけや 大形の木づちの事
14 のみ ほぞ穴等を掘る時に使用
15 スクライバー ログワークの必需品でログ表面の形状を上に積むログに写し取る
16 コンベックス 巻き尺の事
17 ハンマー ログハウスでも屋根や床の仕上げには釘を使います
18 さしがね 直覚付き定規、うまく使うと何等分とかを測れる
19 墨つぼ さしがねでは書ききれない長さや凸凹のある部分へ線を引く
20 水性鉛筆 水に溶けるとくっきりと線が出るので木をすこし湿らせて使う
21 目立てセット チェーンソーなどの刃が鈍ってきたら修整する
22 丸ノコ 円盤状の刃が回転するノコギリ、屋根や床などを加工する必需品
23 ピーリングナイフ ログ材の皮をむくために使用
24 トング ログ材を持ち上げて運ぶ時に使用する