# ウッドカヌーを作る
# はじめに
2000年夏、ウッドカヌー(キット)を使ってカヌーを作りましたので、その製作日記です。
以前、ウッドカヌーに犬を乗せているCMがありました。(野田知佑氏+愛犬ガク)それを見て「いいなぁ〜こんな風にのんびりしたい」とずっと思ってました。そして、たまたまログハウスのある村とカヌー製作スクールのある北海道のある村とが姉妹村で毎年このカヌー製作教室があるのがわかりました。そこで、その教室で販売されているカヌーキットが手にはいることになったわけです。
# 各部名称
# 船型−板貼:モールド(船型)の製作とストリップ材の貼付
# モールド(船型)を制作します。
モールド(船型)を制作します。ここが歪んでいるとカヌー全体が歪んでしまいますので慎重に調整しなければなりません。
# 前後のモールドはステムフォームといいます。
モールドにはストリップ材が付かないようにテープを貼っておきます。
# ストリップ材を貼り付けます。
船底から始める場合もありますが、きれいな木目をだすためにシアーライン(喫水線)から作り始めます。
# 黙々とストリップ材を貼り付けます。
ハルが膨らまないようにゴムやひもで常に縛り付けておきます。
# あと一息
のこすはフットボール(船底)エリアのみ
# 貼り付け完了!!
チェックしている所
# FRP塗布編
# まずは外側からFRPを塗ります。
厚さ5ミリしかないストリップ材を貼り付けただけでは強度的に全然不足しているので、グラスファイバーとFRP(強化プラスティック)でコーティングします。
# 内側にもFRPを塗ります。
外側が乾いたらひっくり返して、内側にもFRPを塗ります。そして乾いたらまたひっくり返して外側にグラスファイバーを貼り付け、またFRPを塗ります。
# グラスファイバー
グラスファイバーはシート(薄い)とマット(厚い)があって両側とも二層づつコーティングします。FRPとグラスファイバーの中に気泡が入らないようにたたき込むようにぬります。
# 仕上げ
グラスファイバーとFRPをコーティングした後は美装と耐光性向上のために2液性ウレタン塗料をぬりました。自動車用の高級クリア塗料をおごったのですばらしい輝き!!
# 装備取付編
# ヨーク、スターン
ヨーク、スターン(前席・後席)を取付けます。これでカヌーの出来上がりです。
# そんで持ち上げたところ。
ヨーク(かつぎ棒)を肩にかけると1人でも十分持ち上げられます。そんで持ち上げたところ。
# 完成!
完成! 庭に置いてみました。う〜ん、、、土場は似合わない。早く水の上に浮かべてみたい!!
# 格納方法
ログハウス内の梁の上に置いてあります。ただし、薪ストーブの横にあるため冬場は使えませんが...
# 積載−進水式
# 積載方法
カヌーは全長4850mm、重量 35kgで 300kgの積載能力があります。車に載せるためのキャリアもスチールパイプで作成しました。このキャリアで普通乗用車でも積載できます。
# 進水式
福島県は五色沼の近くにある秋元湖で進水式!快晴で絶好の進水式日和!!
# 初漕ぎ
手作りウッドカヌーで初漕ぎ!!想像したよりも軽く、スピードも出ます。
# 無事進水式完了
無事進水式完了。水の流入もなく満足・満足!ちなみにライフジャケットは必ずつけましょう。(ちょっと暑いけど)
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